夏野菜の栽培ーMITUの目指す方向

ブログの更新が滞りました。 

というのも、今、夏野菜の植え付けやら種まきやらで

一日のほとんどを畑で過ごしています。 

 

家には、寝に帰ってくる感じでしょうか、、、(笑) 

野菜の写真もあまりありませんが、畑ではこんな花も咲いています。 

セージの花です。

見頃を過ぎてしまったので、多少しぼんでしまいましたが、、、苦笑

 

MITUでは、5月下旬から6月始め頃に夏野菜の植え付けピークを迎えます。 

 

そんなMITUで今年どんな風に野菜を育てようともくろんでいるのか少しお話したいと思います。

 

夏野菜に向けての育土

MITUでは、3〜4月頃に必要に応じて堆肥を撒いたり、

土壌改良材を散布して耕うんします。

 

今年は、

仙台の圃場で「郷の有機」という堆肥と馬糞堆肥を使用、

一部圃場では魚の煮汁や魚粕をペレット状にした資材も使用しました。 

大崎の圃場では「ざおう有機2号」という堆肥を一部の圃場に使用。

 

これらの他、仙台ではお試しで土壌改良材を使用しました。 

(私は最近知ったのですが、近年「腐植酸」を売りとした土壌改良材が多くあることに驚きました) 

 

腐植酸については別の機会に詳しくお話しようと思いますが、

ざっくりというと地力をつけるためのもので、植

物の根のはりや生育を良くする効果があります。 

 

よく堆肥を入れるといいよー!というのは、腐植酸が含まれており、

土を良い状態にするのも一つにあります。 

 

土壌改良材でお試ししたのは

①コーンを炭化させたもの

②中国の太古の堆積物(有機JAS認証)

③アメリカのある地域の堆積物(有機JAS認証)

④能登半島の化石を炭化させたもの

の4つをお試し。

どれも成分分析もされております。

 

なんで土壌改良材を使ったかというと、、、

仙台の畑は国の圃場整備が終わったばかりで

植物の育つ土の状態ではないからです。

 

ベテランの農家さんでさえ土作りに最低3年はかかると言っている

くらいガチガチで栄養分も土の生き物も何もない状態の土です。 

 

なので、植物が育つ土にしていく必要があります。 

 

夏野菜の収穫に向けて

今、ちょうどズッキーニやオクラ、枝豆、かぼちゃ、とうもろこし

などなどの野菜を植えています。 

 

先程もお話したように、仙台の畑では植物が育ちにくい土の状態で

植えたあとも生育の様子を見ながら対応をしていきます。 

 

追肥には、魚粕や魚エキスをペレット状にした資材やぼかし肥料を

ベースに使用していきます。 

 

じっくりとゆっくりと効くし、食味もよくなるので、こちらを使用しています。 

 

ただ正直な悩みとして、あまりにも生育が悪い場合は、「

有機化成肥料」を使わざるを得ないかもしれません。

ここは本当に悩みました。 

 

自然農園として立ち上げ当初から試行錯誤して化学肥料を使わずに

育ててきました。

圃場整備後の畑は土が良くなるのにも3年位はかかると言われていますし、私自身も実際やっている中でそう実感しています。

しかし、収入が全くなくなると廃業に、、、。

 

前からずっとお世話になっているお客さんに相談もしました。 

「廃業は困るし、生活もあるだろうから、まずは植物が育つ畑にして!」

と激励の言葉をもらい、決めました。 

 

本当にどうにもこうにも植物の生育が悪すぎる!という場合のみ

「有機化成肥料」を少量使うことにしました。

仙台の圃場整備後の畑のみでの使用です。

 

使用するのは、有機原料(油かすやサトウキビ等)を

60%以上配合した肥料。

裏面の表示では有機原料(とうもろこしや家畜、魚粕など)を

化学的に合成したものです。 

 

春にも仙台で植え付けた一部の葉物野菜の生育がすこぶる悪く、

同じ有機化成肥料を少量使用しました(FBでも報告しました)。 

 

化学農薬は使用しておりません。

どう虫を対処しているかというと、

まずは虫がつかない健康な野菜になるよう肥料設計や環境を作る。

 

また、納豆菌など培養したものを定期的に散布しています。  

 

それでも虫が付く場合は、

①一つの株のみに虫が集中している場合は、その株だけ犠牲になってもらう。

②捕殺する。

③アブラムシ系は水で洗い流す/キラキラテープを張る

④コンパニオンプランツやバンカープランツという方法。

といった対策をしています。 

 

もし化学肥料を使ったものはムリ!という方はお知らせください。 

使用した野菜と使用せずに育てた野菜のそれぞれをご説明します。

 

MITUの目指している野菜とは

お客さんによく聞かれることなのですが、

自然栽培だから安全、

有機栽培だから安心、

慣行栽培は悪といったイメージがあるのですが、

それはちょっと違うかなと思っています。 

 

有機栽培だといっても堆肥を大量に使用していたり、

使ってはいけないもの(例えば、タバコの灰の汁)を使っていたりする農家さんも少なからずいます。 

 

慣行栽培でも美味しい野菜だってあります。

栄養満点の野菜だってあります。

使ってはいけないものを使っているよりかは農薬を適正に

使用した野菜のほうが安全ということだってあります。 

 

MITUでは、これまで分類的には自然栽培とか有機栽培の狭間に位置する栽培をしてきました。 

 

でも、正直、栽培方法の定義とか意味づけはどうでもいいと思っています。 

 

◯◯農法では、、とか、◯◯栽培だから、、とか。  

 

MITUでは、

周辺の環境(土の中も含めて)や生態系を壊さず、生産者である自分たちも健康で続けられる栽培。 

 

野菜が「健康」に育つのにはどうすれば良いか、を問い続けながら取り組む栽培。 

 

そんなのを追求していきます。

ある意味で、自分たちの「生き方」に近いです。

食べるなら、健康に育った食物を食べるのが一番、というのが根底にもあります。 

 

*余談ですが、野菜を健康に育てるための研究(主に土壌学の分野)も海外では行われています。

 

いつかお客さんとも「健康な野菜」ってなんぞやっという話し合い/交流もできたらいいなあと妄想しています。

 

 

by 佐藤