MITUでは今年、新しい圃場が仲間入り。
新しいと入っても、元々は私(佐藤)の実家所有の畑です。
ここにあった畑でほそぼそと農業を始めたのが、
今日農家になるきっかけとなりました。
ここは元々、うちの実家や田畑があった場所。
一部は仙台市東部復興道路というかさ上げ道路に。
残りの部分は、圃場整備の工事に合わせて元実家の場所に
畑を集約する形にしました。
写真右手を見ると、目の前にはかさ上げ道路が「どーん」と立ちはだかっており、
威圧感たっぷりです。
が、東側を見るとこんな風景です。
写真の奥の方は昔は松林で生い茂っていましたが、
震災で丸裸に。
その先は海です。
この風景を眺めていると、昔の面影がどことなく残っていて、
昔から眺めていた空がそこにはあり、落ち着きます。
圃場は山砂を入れたばかりなので、まだ落ち着いておらず、
1から土作りをしていきます。
今年は豆やソルガムを植えながら、少しずつ土を落ち着かせ、
来年から本格的な作付け開始になるかもしれません。
作付けを本格化したタイミングで、イベント等もここで
やりたいと思っています。
東側を眺めたときの広い空と開放感。
春には天空高くひばりがなき、
夏には海から聞こえる波の音と心地よい海風
秋にはひっきりなしになく虫たちと秋の空
冬は海風が冷たく身体の芯から冷めますが、、、笑
仙台駅から25分で来れるとは思えぬほどの田舎。
これを近い将来、畑に来てくれた人たちと共有できたらいいなと
妄想しています。
震災から7年、自分が農業を始めるきっかけとなった場所での再開。
ここから再び思い描いている妄想の実現へ出発します。