落花生-MITUの農園日記

10月に入り、朝夕に冷え込むことが増えてきました。 

MITUでは、秋冬の葉物野菜の管理をしながら、さつまいもなどの収穫をしています。 

 

もうそろそろ試し掘りでもしてみるか!と先日、試し掘りしたのが

生落花生です。 

 

生落花生って?  

 

「生落花生ってどういうものなのかしら?」とよくご質問いただきます。 

 

質問にお答えするときには、枝豆と大豆を例にとって説明しています。 

 

生落花生は、枝豆と同じで、実が未熟(生)の状態で収穫したもの。 

落花生は、大豆と同じで、実を乾燥させてから収穫したもの。

 

枝豆と大豆は同じなの?!とさらに質問いただくこともありますが、

同じです。

収穫のタイミングが違うだけなのです。 

 

この生落花生、10年くらい前には東北ではあまり見かけませんでしたが、

ここ最近は直売を中心によく見かけるようになりました。 

 

 

 

ラッカセイってそもそもなんでラッカセイと呼ぶの? 

 

落花生は漢字で読むとわかりやすいのですが、 

花が咲いて、そこからツルのような子房柄とよばれるものが土に伸びます。 

その伸びた先が膨らみ、実となるのです。 

 

あまり見慣れていない人にとっては、とてもおもしろく見えます。 

 

 

 

どんな風に育てているの?(自然農園MITUの場合) 

落花生は産地や農家によって種まきの時期も異なれば、育て方も異なります。 

このブログでは、MITUでどんな風に育てているかご紹介。 

 

植え付け前 

 

MITUでは、土の状態を見て緑肥(植物を畑にすき込んむ方法)や堆肥と土壌改良材(あるいはミネラル資材)を植え付け1ヶ月以上前に畑に蒔いてトラクターで混ぜ込みます。

 

種まき

 

5月下旬〜6月上旬にかけて、種まき。 

種まきは育苗トレイで育苗するやり方と直に畑にまく方法がありますが、 

MITUでは直にまくほうがうまく育ちます。  

種まきのあとしばらくは鳥に食べられやすいので、鳥対策を行います。

 

生育期間中 

草を取る以外はほとんど何もしません(笑) 

必要に応じて、植物活性剤(自分で作った乳酸菌や納豆菌が入った液)を散布するくらいです。 

 

 

 

収穫 

 

10月中旬くらいで葉が黄色くなってきた頃から順次、収穫。 

MITUでは、手作業で行っています。 

 

 

 

MITUの落花生は、正直他のものに比べて実は小さいですし、 

採れる量もかなり少ないです。 

 

何故か? 

この状態が私たちにとって一番美味しい状態だったからです。 

 

 

食べやすい落花生を探して

 

元々、佐藤は落花生が苦手でした。 

食べた時の味気なさやエグみ、ゴワゴワとした食感がだめでした。 

 

自分で野菜を作り始めたときには「落花生は作らない!」と

決めていたほどです(笑) 

 

ですが、鈴木と農業をするようになり、鈴木が「落花生作りたい!」と

言い出してから落花生を作るようになりました。  

 

作り始めたから、何故自分が今まで食べてきた落花生は味気なく、エグみを感じたのかを

考え始めました。 

 

考えられた要因は、2つ。 

 

1つは鮮度の問題。

枝豆と同じだとするならば、採ってから時間がたつを鮮度が落ち、

美味しくなくなるのではないか。 

 

もう一つは、肥料の問題。 

これも枝豆と同じ発想をするならば、肥料が多いと味が落ちてしまう。 

なので、肥料をギリギリまで抑えたほうがいいのではないか。 

 

ということで、必要最低限の緑肥や堆肥、土壌改良材のみで育て、

収穫したものは数日以内にお客さんに食べてもらう(ように説明する)

ことにしました。

 

栽培方法でどう味が違うのか、本当の生で食べてみるとその違いが

わかります。

ある方法ではエグミなくほのかな甘味を感じたり、 

別の方法ではがつんと甘みが来た直後にエグみがどっときたり。

 

*本当の生で食べるとお腹を壊すのでご注意を。

 あくまで農家として味の違いを見るために行ったのです。

 

 

お客さんからの反応 

 

MITUの作り方は、自分たちが納得できる味で育てたものなので、

お客さんがどう反応するか、最初は緊張と不安でいっぱいでした。 

 

はじめに試食をしてもらい、「あんまり落花生好きでないけど、これはいける」と

いった反応をいただき、嬉しい限りでした。 

 

一方で、「値段が高い」というご意見もいただきました。

確かに周りで販売している落花生よりかは高いです。 

 

なにせ、採れる量を少なくていますので、その点納得していただける方に

お届けできたらと考えています。 

 

 

生落花生の食べ方 

塩ゆで

生落花生の食べ方ですが、ゆでて食べるのが一般的のようです。 

 

枝豆をゆでるときよりも気持ち多めの塩を入れ、

約30分程度塩ゆでします。 

 

そのあと、10〜15分ほど蒸らして完成。 

 

至って、シンプル。 

口に入れると、落花生の香りがふわっと広がり、甘みがじわっと出てきます。 

 

 

ローストして食べる方法

もう一つの食べ方がローストです。

この方法は私もつい最近知ったのですが、こちらもやり方はシンプル。 

 

①茶封筒に、殻をむいた落花生をin。封筒の中で実が重ならない程度にします。

②500W3分間、電子レンジでチン。

③電子レンジから取り出し、袋に入れたまま、振る。

 この時にお好みで塩を投入。

④500W2分間、電子レンジでチン。

⑤電子レンジから取り出し、味見。生っぽさがなければOK。

 まだ生っぽさが残っていたら、袋に入れたまま、振る。

⑥500W1分間、電子レンジでチン。

⑦完成

 

お酒のおつまみに合います。

 

 

最後に

いかがでしたか? 

落花生も作り手や土壌の性質、栽培方法によって実の大きさも味も変わってくるので、

面白いです。 

 

生落花生は本当に一瞬しか採れない野菜なので、見かけたらぜひ食べてみてくださいね。  

仙台ですと勾当台公園や仙台東口のEKITUZIなどで行われている農家の直売や

産直市でこの時期に見つけることができます。

 

自然農園MITUでも、直売(マルシェやイベント出店)と

インターネット通販(https://shop.sizennouenmitu.com)にて

お届けしています。