身の回りの環境の変化?!

農繁期に突入すると、なかなかブログを書くまでたどり着かず、

パソコンの前に座りながら寝落ちしてしまう佐藤です。 

 

みなさんは最近、身の回りで気がつく環境の変化ってありますか? 

突然言われてもあまりピンと来ないかもしれません。 

 

MITUでは、こんな身の回りの環境の変化が見られています。 

 

 

年々、増えていくネズミの被害 

これはMITUの大崎の圃場で特にそうなんですが、 

近年ネズミの農作物への被害がだんだん大きくなっています。

 

具体的には、収穫直前の野菜をかじられたり、 

生育途中の株をかじられて枯れたり、 

ネズミを追いかけてきたネコやキツネが畑を荒らしたり。

 

今年はこんな感じで玉ねぎを丸かじりされる事件が多発しました。

全体の3分の1ほどはかじられたでしょうか(汗)

経営も逼迫するんじゃないかと焦りを感じました。

 

 

 

なんで増えたの? 

 

それぞれの地域で状況は異なりますが、、増えた原因としては、

 

①空き家

 

MITUの大崎圃場近くには空き家になって10年以上の建物があります。

年々、建物は風化し、草木が囲い、荒れ放題です。

荒れ具合がひどくなってから、 

空き家の近くの畝からネズミが侵入してくることが増えてきました。

 

 

②荒れ地の増加 

 

周辺の畑は耕作放棄され、荒れ放題。

年に数度、除草剤散布や草刈りをする所有者の人たちもいますが、

基本的には草がボーボーです。 

 

草木が伸びているところにはネズミやタヌキ、ハクビシンが

身を潜めていたりすることもあり、うちだけではなく他の家の畑でも

被害が増えているそうです。  

 

また、畑を荒らさず、トラクターで耕うんしているだけの畑も増えてきて、露地で栽培しているのはうちくらい、という状況なんです。

 

となると、格好の「エサ」場にもなってしまうんですよね(汗) 

 

 

動物もだんだん住みづらくなってる? 

 

畑をしていると、動物もだんだん住みづらくなっているのかと思うようなこともあります。

 

仙台圃場では、被災地域の様々な工事が進みました。

防潮林だったところの多くは津波で丸坊主になり、植林をする工事。

多重防波堤として2重の防波堤を作る工事。

農地復興という名目で圃場は大型化され、用水路もすべて綺麗に

コンクリート張りにする工事。

 

そんな工事が繰り返されていく中、震災前は頻繁に見ることがなかった

タヌキやキツネ、ハクビシンが畑でもよく見かけるようになりました。

震災前にももちろんいましたが、畑でみかけることは 

あまりありませんでした。

 

震災後、ネズミの数が増えたことで仙台の畑もネズミの被害が

それなりにあるのですが、それ以上にそのネズミを狙うキツネや

ハクビシンが畑を時折荒らすことが少し困った悩みです。

 

また、カラスが畑の周辺でいたずらすることも増え、

震災前以上にいろんなことに気を配りながら作業しています。

 

かつて動物たちが住んでいた場所が非常に狭くなり、

人が住んでいる場所まで進出してきたかのようです。 

 

 

山では深刻な被害も、、

 

農家仲間や先輩から聴く話では、宮城の山間部のほうでは獣害が

年々深刻化してきていると聴きました。

 

イノシシがじゃがいもを一晩で全部食い荒らしたとか、

クマがサツマイモを全部食べたとか、

電気柵を壊してイノシシが畑の中を荒らしまくったとか、

 

「離農」という単語が頭をよぎるほど深刻な被害になっているようです。

原因は、天候不順等で山にあるエサが少なく、麓まで降りてきて

腹を満たしている可能性が高いとのことでした。 

 

いかがでしたか?

担い手不足や高齢化が進み田畑が荒れ、

環境の変化で動物が山の麓の畑を狙い、

今まで想像もしていなかったような獣の被害が増えていく。 

 

極端な天候に工夫しながら、

害虫、害獣の被害を最小限に抑えていく工夫しながら、

(今回話題には出していませんが)輸入野菜が増えたことなどで 

野菜の価格が暴落している状況で、

いかに農業経営を安定させていくか。

 

これからますます頭を使いそうです。