MITUの現在の状況について

台風19号から2週間以上立ちました。

被災された方には心からお見舞い申し上げます。

 

MITUでも常連のお客さんや友人、知人から心配のご連絡をいただきました。

ありがとうございます。

 

心配いただいている方に向け、MITUの現在の状況と今後について

正直にお話をしていこうと思います。

 

台風19号の被害

 

台風19号では私(佐藤)も鈴木も家屋には被害がなく、農業機械やハウスといったものにも

大きな被害は出ませんでした。

 

仙台にある畑6箇所のうち3箇所(秋冬の葉物野菜とさつまいもなどの根菜類の畑)が水没、

大崎の畑2箇所(両方とも葉物野菜)も水没しました。

 

仙台の3箇所のうち2箇所は翌日に水から少し引き畝の上の野菜が顔を出すことができましたが、

もう1箇所は畝の上から水が引いたのが2日後でした。 

 

大崎圃場は私自身ではなく畑の近所の人に確認してもらい、しばらく浸水していたようでした。

 

水没しなかった畑は、風で煽られて茎が折れたものや根っこが引っ張られたもの、

雨で叩かれたことによる傷みや成長点(植物が葉や茎を出す新芽の部分)にドロが数センチかぶさっている状態でした。

 

台風が来たその週は数日晴れの日が続いたので、水没した畑に植えていたさつまいもの救出と

葉物野菜の成長点についたドロを噴霧器でできるだけ落とす作業をしました。

 

さつまいもは掘り上げることのできた芋のうち、6割は腐れ、残り4割は生き残りましたが

芋の水分量が多いのか保管しているとすぐ傷んでしまうものが多数あります。

畑のぬかるみがひどく湿った土がとても重いので収穫機が使えず、スコップで掘っていますが、

ドロの中から芋を掘り上げるのはなかなかしんどいものです。

 

写真:台風翌日のさつまいも畑。 

畑の両脇にある掘りから水が溢れ、浸水。

堀の水が2日間引かず、このままの状態が続きました。

 

写真:畑に行く途中の道路が冠水。車が入っていけない状態に。

後から知りましたが、近くの川が氾濫したようです。

写真奥にあるMITUの畑も半分水没した痕跡がありました。

 

 

その後、続いた大雨の影響

 

台風から1週間が過ぎ、立て続けに大雨が降りましたね。

この立て続けの大雨でさつまいもなどの根菜類が植えてある畑は再び水没しました。

 

土が水分を多く含んだ状態で15日以上経過し、畑に残っているさつまいもや同じ場所に植えてある人参は

土の中で腐れ始めました。

どのくらい収穫できるかは推測さえできていませんが、最大でも植え付けた量の2割くらいになると考えられます。

 

葉物野菜も台風のときに生き残ったものは病気や生育不良になっています。

土の中の水分が過剰だと、カビが原因の病気や土の中が酸欠状態で根が弱くなってしまい生育が悪くなるんです。

こちらも活性剤や予防剤などを使い葉面散布ながら復活してくれることを願っているのですが、

葉面散布してすぐに雨が降るのであまり効果がないようです。

 

葉物野菜もどのくらい収穫できるか推測できないような状態ですが、こちらも植え付けた量の3割収穫できれば

御の字かなという状態です。

 

 

唯一元気な野菜

 

そんな状態の中、唯一比較的元気な野菜があります。

落花生です。

落花生は比較的高いところにあったので水没せず、強雨や強風の影響も対して受けずに無事でいてくれました。

周りに食べるものがないためか、時折カラスが落花生を食い散らかしていますが、

落花生が無事だったことが唯一、嬉しかったことです。

 

 

マルシェメンバーは?

 

マルシェメンバーを心配してくださる方もいたので、私達が把握している限りで情報をお伝えします。

SEORIFARMさんは鶏舎がドロまみれになったようですが、鳥も人も無事だったとのこと、

他のメンバーは畑の冠水・浸水被害があり、秋冬野菜を中心にだめになってしまったものが多いと

聴きました。

 

いずれにしてもみんな無事でほっとしました。

 

 

今後については?

 

台風とその後の大雨の影響が大きかったことから、畑deマルシェは今年度続けることが難しいと判断し、

中止することにしました。

11月は元々イベント出店をたくさん入れていたので、野菜の数は少ないのですがイベントに出店します。

 

来年については正直、わからない状況です。

MITUで言えば、今年前半の高温や日照不足などの影響で予定していた春夏野菜は収穫量よりもだいぶ低く、

秋冬野菜で巻き返す予定で不休で秋冬野菜の植え付けを行いました。

ですが、今回の台風や大雨で激減しました。

 

お恥ずかしい話、被災相談窓口などでも相談しましたが活用できる支援策がないこと、 

金融機関の融資も難しいと告げられたことなどもあり、

来年営農を続けるための方法を考えていますが、よい方法が見つかっていない状況です。

 

来年から集団移転跡地での事業を開始する予定で、移転跡地で収穫体験やマルシェを開いたり、

障害者就労支援施設を立ち上げて障害のある方もない方もみんなで農業をしていくことを

目標にしていました。

 

私(佐藤)が元々、農業を通して障害のある人もない人も生きがいを持って働ける場を作ったり、

色んな人が交流できる場を作りたくて農業を始めたので、この想い続けてきた夢をなんとか

実現できないか方法を模索していきます。

 

こんな方法があるよ!とかこんな方法なんてどう?というご意見がありましたら、

ぜひ教えて下さいね。