自然のバランス

先日、ふとラジオを聴いていると、 

 

 

 

「自然はバランスを保とうとする。ある時に雨がふらなければ、

 その後雨が降る。その循環なんです。」 

 

 

そう東北大学の農学部の先生がおっしゃっていました。 

 

 

仙台では、昨年夏、観測史上初の36日間連続降雨となり、

昭和9年の昭和東北大飢饉を超える記録となりました。 

 

 

この反動はいつ来るのだろうか。 

そう思っていたら、今年の夏(実際には春ころからですが)は

雨がほとんど降りません。

 

 

私たちの農園がある仙台沿岸部は、海が近いだけに雨には

縁がちょっとない地域です。  

 

 

 

気象台のデータでも「塩釜」や「石巻」と似た気候のため、

石巻のデータを参照すると、降雨量は  

 

 

6月は平年比の26%

7月も平年比を40%割る結果になりそうです。 

 

 

昨年とは真逆の天気。

まさに自然がバランスを保とうとしているかのようです。 

 

 

MITUでは夏野菜の収穫が始まりましたが、

高温と乾燥で毎日野菜に水をかけています。

 

 

収穫の始まったエダマメは花の咲く頃に乾燥が続き、

実がこぶり傾向です。 

 

 

ナスやピーマンも水をかけど、暑さと乾燥ですぐに土が乾くため、

だんだん枯れてきました。 

 

 

でも、自然というのは面白いもので、一方があまりうまくいかないと

別のほうがうまく行っていたりします。

 

 

 

スイカは、雨の量が少なく、昼夜の寒暖差もあるためか、

昨年とは異なり甘い。 

 

 

今日試しに採ったまだ少し早いスイカでも十分、

甘さを感じました。 

 

 

さつまいもも暑さと乾燥ぎみの天候で、

ぐんぐん生育しています。 

 

 

どうしても天候不順だと「今年もうまくいかない!」と

気持ちが焦ることも多々ありますが、自然を観察していると

「うまくバランス取っているんだなー」と

気付かされます。 

 

 

「天候に左右されない農業経営を」とアドバイスを

いただいたり、テレビや雑誌でも時折そのような記事を観ます。

いろいろ勉強させてもらう機会が増えてくると、

どんな経営が「天候に左右されない農業経営なのか」が

だんだんと見えてきます。   

 

 

 

今はうちの地域ではその見えてきたことをすぐに

実践するのが難しい、という大きな壁もあります。

 

 

MITUは正直な話、昨年設立以来、

昨年は長雨、

今年は日照り、で

会社の経営が非常に危ない状況です。 

 

 

そんなときだからこそ、自然と向き合い、

自分たちと向き合い、見つめ直す時。 

 

 

MITUの根っこにある「元気を届ける」という目標を

掘り下げて掘り下げて、深く根が張れるように、

活動を続けていきます。