大根と切り干し大根のお話-野菜の豆知識

普段何気なく食べている野菜。 

身体に良いと言われているけど、どんな栄養があるのか 、どんな風に身体に良いのか

いまいちピンとこないですよね。

 

「野菜の豆知識」では、MITUの鈴木がどんな野菜にどんな特徴があるのかを

調査し、取り上げていきたいと思います。 

 

野菜を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

 

大根の世界

 

 

冬の食卓に欠かせない野菜の一つに大根があります。

日本古来から食べられている大根はアブラナ科の野菜で、

大根自体は淡色野菜ですが葉は緑黄色野菜になりそれぞれの栄養成分も違います。

 

大根には消化酵素のジアスターゼ(アミラーゼ)やプロアテーゼが含まれいるので、

食欲のないときにおすすめです。

また、抗癌作用のあるオキシダーゼも含まれており、こんがり焼いた焼き魚(焦げには発癌性物質があります)

に大根おろしの組み合わせは理にかなっていますと言われています。

 

葉の部分はβカロテン、ビタミンC、カルシウム、カリウムが豊富です。

私が子供の頃は、家庭菜園をしていた祖母がつくった大根の葉を軽く湯がいて刻み、 

ピンポン玉くらいの大きさに丸めたものがたくさん冷凍庫に入っていて、味噌汁の具になっていました。

 

旬は秋から春までと比較的長期間です。

冬の野菜らしくお鍋や煮物に、大根おろし、サラダなどなど大活躍の野菜ですが、 

このように生のまま調理する食べ方の他に、たくあんなどのお漬物や切り干し大根といった 

おいしい保存食にもなります。

 

また、「大根」といって想像するのは白くて太くて長い大根ですよね。

でも実は大根にはいろいろな形と色があります。

カブのように丸い大根の代表、千切り大根に使われる聖護院大根や 

皮が黒色や赤、紫、緑色の大根もあります。サラダやピクルスでお馴染みのラディッシュも 

カブではなく大根です。 

 

それぞれ食感や味が全く違うので、お好みの大根を探していろいろ食べて見るのも楽しいと思います。

当園でも様々な大根やカブを作った結果、私は「これは大根か?カブか?」と混乱したりしていました(笑)

 

切り干し大根

 

その名の通り千切りにした大根を天日干ししたものが「切り干し大根」です。

生の大根より旨味と甘みがあり(私は干したままの切り干し大根をよくつまみ食いしています。 

おやつになりそうな甘さなんです。)、水で戻してサラダにしたり、煮物や炒めても美味しいです。 

 

以前、切り干し大根をパスタの代わりにしたナポリタンを食べたことがありますが、 

違和感なく美味しかったです。他にもいろいろな料理に使えそうですね。 

 

そんな切り干し大根には生の大根とは違う栄養素があります。

カリウム、カルシウム、食物繊維がぐっと増えます!

 

体内の余分なナトリウムを排出するカリウムが切り干し大根100gに対して 

3200mgも含まれていると言われていますから、高血圧の方にはぜひチェックしてもらいたい食品です。

保存方法は変色を防ぐために冷蔵庫がおすすめです。

 

おまけに「大根役者」

 

演技が下手な役者さんのことを「大根役者」といいますよね。

これってなんか大根に失礼な感じ・・・

では、この「大根役者」の語源は?

諸説あるようですがその中の一つで、大根はたくさん食べても食あたりしないので 

「あたらない役者」のことを「大根役者」というようになったそうです。 

 

 

MITUでは

春と秋〜冬にかけて大根を育てています。

MITUでも大根は冬のほうが甘みが強く美味しい仕上がりになります。 

育てている最中に台風が来たりすると、まれにほんのり塩っぽい味のする

大根が出てくるそうです。

 

一般的な大根をメインに育てていますが、

彩豊に下記のような赤い大根や黒い大根、緑色の大根なども

育てています(写真にはカブも混ざっています)。

 

 

 

また、二股に割れてしまった大根やサイズの小さい大根を中心に 

冬の間、切り干し大根も作っています。

全部手作業で天日干しメインで作っています。

(注文が多いときは一部乾燥機で作ります) 

 

切り干し大根を作っていると、「ああ、冬だわ」としみじみ季節感を感じます。