自然農園MITU 佐藤好宣

一応、自分たちも自己紹介。

プロフィール

出身地:宮城県仙台市

趣味:農業、読書(農業の本がほとんど)、歴史巡り

家族:祖父、父母、猫2匹、犬2匹

好きなもの:野菜、どら焼き、まめしとぎ(十和田の郷土料理)

おすすめ作物:人参、さつまいも、生落花生、ヤーコン

 

農業を始めたきっかけ

20代の頃に立て続けに交通事故に遭い、数年間、頭痛や吐き気、手足のしびれ等に悩まされ、仕事をするのも大変で一時社会から孤立気味にありました。

外見は普通だったので、症状に悩まされても「精神的に病んでいるだけだ」等と理解されずに心身ともに疲弊していました。

ちょうどその時に、ふと「畑でもやってみよう」と思い野菜つくりを始めました。

畑で作業をしていると身体を沢山動かすので自然と体力がつき、症状が回復。

家族との時間が増えたり、友人・知人が遊びに来て交流を深められたり、疲弊していた心身も癒され社会復帰への一歩を踏み出せました。

リハビリの仕事を始め、そこで病院を退院した後に行き場がなく引きこもりになってしまう人たちと出会い、かつて交通事故の後遺症で悩んでいた自分と重りました。

いつか農業を通して障がいのある方の支援をしたいと思い始めた頃、東日本大震災の津波で自宅すべてが流出。

0から生活を再建することになったときに「人生一度きり。やりたいことをやろう」と決意。農業を始めました。

 

 

農法に対するこだわり

栽培期間中、化学農薬や化学肥料を使わずに野菜を育てています。

ソルゴーという植物や草を畑にすき込む「緑肥栽培」という方法を中心に、堆肥やEMぼかし肥料、納豆菌・乳酸菌などの微生物を使って育てています。

東日本大震災で被災した畑で何度も工事が入った畑もあります。そういった畑は土の状態を見ながら必要に応じて土壌改良材や化学肥料を使うこともあります(2018年時点)。

「健康な土」にすることを前提に、土を育てています。

健康に育った野菜を食べることが自分自身の健康につながると考え、日々どうすれば野菜が健康に育ち、かつ美味しくなるのか試行錯誤しながら作業をしています。

 肥料(特に硝酸態窒素)を少なくして育てています。肥料を少なくして育てることで野菜本来のしっかりとした味や自然な甘みが出てくると感じており、

自分なりに野菜の美味しさを追求してきた中で肥料を少なくすると虫や病気もつきにくいことがわかりました。

また、肥料を少なくすることで野菜の抗酸化力が向上することが研究でもわかっており、土壌分析を行いながら一般的な栽培方法の7〜8割の量にして育てています。

 

 

栽培している作物

人参、さつまいも、落花生、ヤーコンを中心に、

年間50種類程度の野菜やハーブを育てています。

 

 

農園の特徴 

・仙台沿岸にある畑は砂質で、人参やさつまいもなどの根菜類が育ちやすい畑です。  

砂質で育った根菜は自然な甘みと濃い味がするとお客さんから感想をいただきます。 

 

・大崎市古川にある畑はやや粘土質でナスや里芋がよく育ちます。 

甘みが強く、しっかりした味の野菜が多いという感想をいただきます。 

 

・障害のある方と一緒に働いています。「元気に楽しく」をモットーに作業をしています。  

 

・イベントによく出店、自分たちでマルシェや収穫体験、シェフとのコラボイベントを企画しています。野菜を作る人と食べる人が交流できるようなことを常に考えています。

 

 

農園情報 

 

農園名:自然農園MITU

所在地:宮城県仙台市、大崎市

コンセプト:

「畑から元気を届ける」

 畑に来てくれたり、野菜を食べてもらうことで、心も体も「満たされて」ほしい(社名のMITUの由来)。