さらけ出すー嫌われる勇気と受け入れる心

ブライドが高い自分が嫌

久しぶりに農家仲間と会う機会があり、そこで「弱みを見せる」という話になりました。
私は自分の失敗とか弱みをSNS等で比較的さらけ出します。

いつからさらけ出すようになったかなと思い返してみると、農業を始めてからしばらくしてからでした。

過去の自分は今よりもだいぶブラックな人間でして、プライドの塊で承認欲求が強かった。
今もふと思い返すと気持ちががくんと落ちるほどの闇歴史。
プライドが高く承認欲求が強いということは、成長を妨げ、ある意味で「自己」が欠如している状態だったんです。

農業を始めてから挫折と思うように行かないイライラと焦燥感でいっぱいでした。

ありのままを受け入れる

「このままじゃまずいな」と思ったとき、自分を「無」にしようと思ったんです。仏教でいう「無為自然」とか「無私」といった感じに近いでしょうか。
きっかけは農業の師匠からの言葉と老子という中国の思想家が書いた本を読んだこと。
自分自身が交通事故の後遺症でにっちもさっちもいかない状態のときに、自分の救いになった本が老子の本でしたが、ここ数年本の内容を忘れたまま過ごしていました。

ありのままを受け入れ、その受け入れたことを次に活かす。
少しずつそんな風に生き方を変えてきたことで、自分自身が楽になり、ありのままを発信するようにもなりました。

まだまだ人として成長できていないことのほうが多いのですが、これからもありのままの自分を受け入れ、そこから成長できるようになっていこうと思います💪

異常気象を受け入れて策を考える

ということで、畑で草に埋もれている人参を救出。
ここの人参はかなり過酷な環境にさらされていまして、種を撒いたあとに何度かの大雨にあたり、そのあとカンカン照りの日照り、それが終わったかと思いきや畑が1ヶ月ちかく乾かずに蒸されています。
このまま畑で蒸し人参になっちゃいそう。

近年は異常気象が当たり前のように起きているので、この事実を受け入れ、地域の気候や土質に合い異常気象でも比較的育てやすい作物の選定や異常気象でも育つための土作り、栽培技術を磨いていかねばなりません。

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