野菜にまつわるお話ーヤーコンが食べたくなる話

あなたは「ヤーコン」という野菜をご存知ですか?  

最近は様々なメディアでも取り上げられているこの野菜ですが、知っているけれど食べたことがない、そもそも知らないという方も多いと思います。 

産直販売所などではよく見かけますが、スーパーマーケットではあまり見かけません。
定番ではない食べ物というのはどういう味するかわからないものが多いですし、どう調理すればいいかもわからないので手が出づらいですよね。 

そこで、このブログでは知ると食べたくなるヤーコンのお話をしていきます。 

 

 

ヤーコンってどんな野菜?

ヤーコンは中南米アンデス高地原産のキク科の野菜で、2000年前から食べられているそうです。
形はサツマイモにそっくりですが、まったく異なる野菜です。 

菊のような花を咲かせるのかと思いきや、とても小さな向日葵に似た可愛い花をつけることがあります。 

芋のように肥大した根は、シャキシャキとした梨に似た食感とスッキリした甘みがあり、生のまま食べることができるフルーツのような野菜です。

ヤーコンの食べ方

ヤーコンの食べ方です。
生食はサラダや小さく切ってヨーグルトに入れても美味しいですし、レモン果汁などを入れてフレッシュジュースにも出来ます。 

ほかにも炒め物、酢の物、揚げ物、煮物、漬物、スイーツとなんにでも出来ます。
加熱してもシャキシャキのままなのが魅力的です。 
意外だったのが、ヤーコンの天ぷらでした。
輪切りにして天ぷら粉をつけて揚げるだけなんですが、シャキシャキした食感と甘味でパクパク食べれます。

また、ヤーコンでジャムを作ってみたところ、すりおろして長時間加熱してもシャキシャキとしたフレッシュ感があり、とても美味しかったです。 

調理のポイントは、お好みに切ったら灰汁(ポリフェノール)が出て変色するので2・3分水につけてから利用する。これだけです!

ちなみに私がヤーコンジャム&ヤーコンシャーベットを作った時の動画が⬇になります。
もし興味がありましたらチャレンジしてみてくださいね。

https://youtu.be/ZLrNfSOU3v4

ダイエットにおすすめ!

ヤーコンはおよそ84%が水分。
100gあたり55kcal程度のヤーコンは野菜の中で一番多くのフラクトオリゴ糖を含んでいます。 

この甘み成分フラクトオリゴ糖は吸収されにくく、虫歯になりにくい、また大腸の善玉菌を増やして悪玉菌を減らす整腸作用があります。 

水溶性の食物繊維も豊富で、便秘の方はヨーグルトと一緒に食べると効果的です。
ダイエット中に不足しがちなミネラルも豊富。
コレステロール値や血糖値、血圧を下げるといった効果や、老化を防ぐ抗酸化物質のポリフェノールもあります。 

とくにポリフェノールは皮に多く含まれているので、皮ごときんぴらなどにするといいようです。

最後に

今回、改めてヤーコンについて調べてみたところ、その葉や茎にも同じ栄養成分が含まれていて、お茶にして飲むそうです。 

私はヤーコン茶を飲んだことがないので「甘いのかなぁ」と思っていたところ「苦みとクセがあって飲みづらい」とありました。 

保存方法は、乾燥しないように新聞で包みポリ袋に入れて冷暗所におきましょう。
長期保存も可能ですが寒さに弱く保存が難しいので、購入後は早めに食べてください。 

By 鈴木

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