野菜を選ぶ時、どんな風に選びますか?
調理しやすい大きめの野菜を選ぶ人
小さい野菜を選ぶ人
無農薬の野菜を選び人
お手頃な野菜を選ぶ人
選び方には様々あろうかと思います。
今日はMITUでよく質問がある”無農薬野菜の選び方”についてお話したいと思います。
無農薬野菜を買うときの注意
虫食いは安全?
よく「虫が食べているほうが安全で美味しいんですよね?!」と
聴かれることがあります。
虫が食べている=安全で美味しい、とは限りません。
確かに虫がついている、ということは少なくとも農薬は
使われていないか、減農薬の可能性が高いです。
虫食いが多すぎる野菜は、生育に適切な環境で育った野菜ではないことが
多いです。肥料が多すぎたり、土壌の栄養分が少なかったり。
ですので、「虫がたくさん食べているから、安全な野菜だよ!」と
売り込んでくる方には注意したほうが良いです。
無農薬で野菜を育てていると、全く虫がつかないということは稀ですが、
天候不順でない限りは、虫がたくさんつくというのも頻繁にはありません。
大きい方が良い?
無農薬野菜を購入する際、「大きくて立派な野菜=健康な/自然栽培の野菜」と思って
購入される方がいます。
調理をするときに、大きい方が調理しやすいですし、
同じ価格でも大きい方がお得感ありますよね。
大きくて立派な野菜を育てている農家さんの中には、
有機質肥料や堆肥を大量に使用して育てている方が散見されます。
肥料や堆肥を大量に使用すると、例えば、根菜類では中がスカスカだったり、
腐れていたり、葉物野菜では苦味が強くなる場合もあります。
(*堆肥や有機質肥料を大量に使うと「甘くなる」ものもあります)
大きさで選ぶ際は、その野菜の適正の大きさのサイズを選ぶ
ことをおすすめします。
ちなみに、野菜・品種によって大きさはバラバラです(汗)
葉物野菜は濃い緑が良い?
葉物野菜は濃い緑のほうが良いというお話。
新緑の緑〜薄い緑の野菜を選ぶことをおすすめしています。
濃い緑は、硝酸態窒素という成分が多く含まれていることが
多いです。
硝酸態窒素が多い野菜を摂取した赤ちゃんが酸欠状態になり、
死亡するという出来事がありました。
ブルーベビー症候群と言われるものです。
農水省でも「野菜等に関する硝酸塩の情報」を掲載しています。
乳児を除き人間には有害ではないとも言われていますが、
一部研究では発がんリスク等の影響があると言われています。
まだまだ研究途中ではっきりしたことはわかっていないようです。
無農薬野菜を買うときのポイント
以上、無農薬野菜を買うときのポイントをまとめると、
①虫がたくさんついている野菜は避けた方が良い。
②野菜それぞれの適正な大きさを選ぶようにする。
③葉物野菜は新緑〜薄い緑のものが良い。
といえます。
ただ、ここでは伝えられていないこともたくさんあります。
個別の野菜の選び方については、
信頼できる近隣の農家さんや
野菜の選び方の本を調べてみてくださいね。
自然農園MITUの畑では春〜12月まで毎週土曜日午前中に
「畑deマルシェ」を開催しています。
5組の農家が集まっているので、マルシェで
野菜の選び方や見分け方などをじっくり聴くこともできます。
気になる方は、ぜひお気軽に起こしくださいね。